壁の花団
  | トップページ | 活動歴&水沼健プロフィール
コートを引っ張り出しました。しかしまだ躊躇しています。
しっかり季節もかわり、東京本番まで一月を切りました。


<<12月10日以降の悪霊日記へ


作者より


12月にはいると、落語の話題をちらほらすることになっている。
毎年正月に京都の俳優6人で素人落語の会をやっているからだ。
ちなみにその素人落語の会にぼくらのほかに岡嶋くんもでるからだ。

トップページの写真を見てもらえればわかるが今回の芝居では内田さんはだいたい座っている。かたち的にはまあ、これも一種の落語のようなものだ。なのでこの公演が終わったら内田さんのつけていた衣装を譲り受けて、それでその素人落語の会に臨もうと算段しているところだ。もちろんあれもこれも譲り受けると単なる変態男になる危険があるので、衣装選びには細心の注意を払いたい。

  12月8日(土) はれ

↑あるときは役者。
  あるときは落語家。
 で、この写真はおじいちゃん。(自称)



京都の本社にて。


月日の経つのは早い。
久しぶりに京都に来たら、岡嶋くんの稽古着はヘンなジャ−ジに変わっていた。カネガエくんの首は回り放題だ。しかしなんとまあ、一日の時間が過ぎるのも早いことか。この稽古中に早速演出にアクビを見られて叱られ、それを横目で荒木に笑われ、そして間もなくまた東京に行くのだ。
それにしても久しぶりの京都だ。讃岐もよいけど、京都のフニャフニャ麺のうどんは美味しい。ダシのしっかりきいた奥深い味の汁が体ぢゅうに染みわたりホッとする感じだ。…ダシ…。ああ、こんな素晴らしい味を発明したのは誰だろう?
ここ2日間、私の昼食は“おうどん”だった。うどんパワーで今日もGOだ。

※写真は、うどんじゃないですが、デトックス・ランチです。美容と健康のため。

  内田淳子 12月7日(金) はれ

 


はたして…?


荒木さんは時々「へっへっへ」と笑います。 写真を撮られる時も、へっへっへっと笑ってました。いまどき、へっへっへって笑う人も少ないなと思ってたら、岡嶋君も「へっへっへっ」と笑ってました。そういえば、荒木さんも岡嶋君も天然そうな感じがします。総括すると天然な人は「へっへっへっ」と笑います。
しかし、内田さんは天然なのに「ほっほっほ」っと笑います。勝ち気だからでしょうか?他に、勝ち気な人がいないのでわからないのですが。

もうすぐ東京公演です。ちなみに僕は「はっはっは」と笑います。たぶん。
すいません、あまり東京公演と関係ありませんでした。

  金替康博 12月5日(水) はれ

 


作者より


きのう、埼玉で暴走族、「怒羅衛門(どらえもん)」が逮捕されたころ、京都でもぼくら「壁ノ花団」が東京公演に向けての稽古を開始した。もちろんほかにも全国各地でさまざまなことが起きただろうがそれについては今は触れない。俳優やスタッフに会ってもそうは思わなかったが、なぜか小道具や衣装を見ると懐かしい感じがするのはなぜだろう。とはいっても来週本番なのだから懐かしさを感じている時間はあまりないのである。劇場の違いから変更を余儀なくされる箇所もあるわけだし、ぼんやりしている場合じゃないような気がするとぼんやり考えた。

 12月4日(火) くもり

↑久しぶりに集合しました!


作者より

もうすぐ東京支社の人が京都の本社に戻ってくる。

稽古が始まるからだ。
三ヶ月を経て平均年齢も上がったことだし、演技が渋くなりすぎていないか、まずはそこのチェックからだ。記憶力はしかし年とともにだめになります。20代前半にやったコントなどはまだいくらかせりふを覚えているのもあるが、30代にやった芝居でせりふが出てくるものはまずない。ましてや40代に突入するとなると、どのように衰えていくのか、どんな衰え振りを体験できるのか、楽しみだ。こんどこそ怪我の少ない稽古場にするというのも、今回の目標の一つだ。

 12月1日(土) くもり

 


東京支局より「セリフあわせ」

スタジオを借りて悪霊復習自主稽古をした。
京都芸術センターがあればたっぷり時間は使えるが、そんなことを当たり前と思ってはならぬ。世の中は有料なので2時間だけ借りてみた。
事務所の可愛い女優さんが、セリフあわせをかってでてくれた。映画の仕事が主で、舞台の台本を見るのは初めてなんです!と、私の汚い書き込みだらけのコピー用紙台本に目を輝かせていた。映画のようにシ−ンわりや指定がなく、最初から最後まで、どど〜んと文字の固まりであることが彼女にはとても新鮮だったようだ。「まあ、台本にもいろいろあるし。こんな感じのものから、製本されてるのまで様々かな〜。でも、こういうののほうが、場面の差し替えがあったときに便利よね」と、必死に、いや、さりげなく壁ノ花団の手作りの良さをアピールしておいた。
私以外の3役すべてを彼女に読んでもらったのだが、初見で既に岡嶋くんのあの泣き芝居も、荒木のあの傍若無人ぶりも、わりと再現されていた!私としては大助かりだ。さすがにカネガエのもっちゃりぶりは、まだ高校生の彼女の想像域には入っていなかったようだが、とても一生懸命読んでくれた。舞台にも興味が沸いてきたとのこと。
いつか彼女の初舞台のきっかけが、昔「悪霊」を読んだから…となれば?私もウレシイ。

内田淳子  11月28日(水) はれ

↑内田さんの台本は
  もっと書き込まれてます。。。



東京支局より「T外語大学園祭」

支局最初の日記で登場した小須田さんは、ベテラン俳優と並行して「たまに昼から飲む会」会長でもあらせられる。
昼飲みの良きところは、まず終電や閉店時間を気にしなくて済む。たいてい夕方6時にはスッパリ解散。潔い。六本木でウサ晴らしの酒や、失恋の痛手を紛らわす新宿の酒場の悲しい酒や、赤坂の料亭で商談成立のオトナな酒でもない(←どれも想像)。酒そのものをチビチビ楽しむだけの会なので、実にのどかに半日が終わる。
先日、昼飲み会の召集があり、我々はT外語大学園祭に集合した。模擬店で二十数ケ国の酒と料理が楽しめる。モンゴルのアルヒやトルコのラス(だっけ?)など40度でくいくい飲めて美味しかった。
さて、そこで酒とは関係なしにふらっと入った外国語劇に私はハマってしまい、以降、一人で計4日間も学園祭に通うことになった。ポルトガル語、フィリピン語、イタリア語、カンボジア語、日本語、英語、ロシア語、タイ語劇を観た。観てない劇もまだまだあった。が、残念だが体ももたないし…。一本あたり60〜90分ある。学生の皆さんがたいそう練習しているにちがいない。真剣に取り組んでいる。普通に芝居ならこんな熱心に観ないのに。私にはとても面白かった。もちろん私のおもしろポイントが他の人にもあてはまるかはわからない。暗転でつまづいたり、ドレスの裾を踏んだり、セリフを忘れたり、セットや照明は実に素朴だったりだが、俳優専門の人たちでは出せないだろう予測の出来ない展開のいくつかに、私はとても動かされた。カンボジア語劇の後半では泣いた。
来年も行こうっと!

内田淳子  11月26日(月) はれ

を記念して、2本立てで日記を
  書いてくれました。後半は後日。
  しかしこれだけ見たら、
  なんの日記かと思うな。。。
  まじめに演劇してます。 もちろん。



なぜか大阪より

京都はすごい人混みです。
そんなに紅葉がみたいか! とキレてしまいそうになります。

そんな京都を離れて、金替さんが大阪で参加している舞台を見に行ってきました。
大阪は日本橋。プチ秋葉原のようなところです。
ま、秋葉原には行ったことないんですが。
ちょっと早く着いたのでミナミをウロウロ。 ここがまたすごい人混み。
全国の人が京都に集まってきてるんじゃないのか…と思ってましたが、そうでもなかったです。

そんなわけで(?)、「悪霊」の皆さんが再集結するまであと一週間。
ひとつ大人になった皆さんにお会いできるのを楽しみに。

制作/垣脇  11月24日(土) はれ

↑せっかくなので記念撮影。



東京支局より4

最近、会う人会う人に「悪霊」のチラシを渡している内田です。

「あなたが悪霊ですか?」と、よく聞かれます。
が、口が裂けてもそれは答えませんよ。また、 水沼、カネガエ、うちだは羊団というユニットで活動して(る?)たので、それをご存知の方々からは、壁ノ花団と羊団の違いの説明を求められることもしばしばです。私は態度は決して小さくないけど壁ノ花団は初参加です。

立ち読みした誕生日占いの本では、私は「5」で「感情の起伏激しく気まぐれ」なのだそうです。「5」に振り回されてもなんとかついてこれる「2」か「3」が相性マルらしいです。きっと壁の花団は、西暦から誕生日までの数字を一桁になるまでぜんぶ足したら、そんな数の人々だと思います。4と7がいたら大変なことになります。そんな私ですがよろしくお願いします。

インフルエンザ予防接種も行きました。注射前の検温で37度でもニコニコして打ってくれました。万全です。…ところで、こちらの病院の呼び出しは「内田さま〜〜」なのですが…東京だから?それとも流行りなのでしょうか?

 内田淳子  11月18日(日)  くもり

↑内田さんより「間違えちゃった」と
  送られてきた写真。(羊)
  かわいいので掲載しました。



オノ・ナツメさん、そしてメガネ紳士。

先日、お世話になっている劇団の方から「『悪霊』のチラシいいですね。僕はオノナツメさん好きなので」とメールをいただきました。
私自身はかれこれ一年くらい前、「こんなイラストがチラシのイメージ」と“モーニング2”を水沼さんに見せてもらい、そのときに初めてオノさんのお名前を知ったのですが、今ではすっかり漫画を買い集め…。事務所の本棚には「オノさんスペース」ができあがっています。
メールをいただいたので、ふと、またオノさんの漫画を読み直して思い出したことが。。。

夏の稽古のとき、誰が言い出したか「どんなカフェに行きたいか?」という話になった。
「やっぱりメイドカフェだ」とかなんとか(奇妙なことを言っていた人もいたが思い出せない)、中年男性と21歳だった女性たちがはしゃいでいた。そんな中、制作の本郷さんは「メガネ男子カフェ」と言っていた、ような気がする。
それを覚えていたらしい東京支局・内田さんより報告が。
なんと東京には本当に「メガネ紳士カフェ」があるらしい。
あのとき口には出さなかったものの、わたしもメガネ紳士には心惹かれている。
「メガネ紳士は別に…」と言っていた内田さんも無理から引き連れて、東京公演中になんとか「メガネ紳士カフェツアー」を実現できないものかとたくらんでいる制作陣…なのである。

えと、なんでオノさんでメガネ紳士の話題を思い出したかというと、オノさんの漫画にもすてきなメガネ紳士がたくさん出てくるからで…。
ご存じでないかた、一度ご覧になってみてくださいませ。

 制作/垣脇  11月15日(木)  はれ

 


11月14日以前の悪霊日記へ>>
Copyright (c) 2007 Cucumber Co., Ltd. All rights reserved