壁の花団
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2007年初夏の稽古開始から冬の東京公演まで、
『悪霊』と戦った記録です。



悪霊日記の作者より、お礼の言葉。



今日で半年近く続いたこの悪霊日記も終わる。

ご来場していただいたかたがたには改めて感謝申し上げたいです。
夏あたりは、けがが頻発だったし(ほとんど金替)、先週の今頃は荒木が原因不明の食中毒だったりと、危ない時期もあったが、終わってみれば、何とか五体満足でいられたし、とてもよい公演だったと思う。これまた神様に感謝したい。ぼくらもこれでばらばらになるわけだが、いつかまた再集合することになるかもしれない。その日を楽しみにしながら、けがに気をつけてすごしたい。
どうもありがとうございました。

  12月21日(金) はれ

↑事務所の住人となった兵士達。
  手前が隊長



内田淳子より、お礼の言葉。


ありがとうございました。
観にいらしてくださったかたがた、どうもお菓子好きをわかってくださっていたのか、私のもとに各地のご当地銘菓がたんまりでございます。ありがとうございました。みんなでいただきました。

終演後の面会ご挨拶で、楽屋履きスリッパの値札が付いたままを山田せつ子大先生に笑われ、また別の日には、紹介いただいたかたとお隣りのお客さまとを間違えて気付かないまま、まったく別のかたにご挨拶をして話しに花を咲かせてマネージャーにオロオロされたり。「とって食われそう」との感想ももらいましたが、終わればこんな人間です。 キャスト、スタッフのみなさん、無事に京都に着きました?私は帰りの電車、下北まで、お手伝いのハラダリャンくんにワラまみれの爆発頭をガ〜ドしてもらいつつ、吉祥寺では鼻血ブ〜男を目撃しつつ家路に着きました。「悪霊」で今年の舞台納め、よい記念になりました。ステキなカンパニーでした。ありがとう。また会いましょう。

 内田淳子 12月17日(月) はれ

↑爆発頭、拡大。。。






終了!!


『悪霊』公演、全日程を終了しました。
京都・東京、各公演にご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
そして長い間、おつきあいいただいた出演者、スタッフの皆さんにも感謝感謝です。

東京公演、初日の居酒屋打ち上げではしゃいでしまった荒木千恵さんが翌日“ちえ熱”をだしたり (うまいこと言えてますかね?)、行きたかった“メガネ紳士カフェ”は、どうしても調整がつかなかったり…と、些細な事件はありましたが、大きな悪霊のたたりはなく、終演後大量のわらを片づけ、しかし各々片づけきれなかったわらを体や髪につけたまま、やはりあちこちにわらをつけた東京支局の内田さんとしばしの別れをつげ、新幹線に飛び乗ったのでした。。。

自分が関わった舞台はすべて愛すべき作品ではありますが、とくに今回の『悪霊』はとても良い仕上がりになったと、まだまだ育っていく作品なのではないかと…思っています。
またいつかどこかで『悪霊』と会えるように、皆さんにも出会っていただけるように、まずは想いを育てていこうと思います。

内田さん、そのときは京都本局で集合、お願いします!

最後になりましたが、
『悪霊日記』におつきあいいただいた皆さま、ありがとうございました!!

本当の最後は“悪霊日記の作者”に締めていただこうと思います。

 制作/垣脇 12月17日(月) はれ

↑『悪霊』のたたりを乗り越えた
  笑顔の面々。
  また、お会いできることを楽しみに!













作者より。


今日は日記というより、荒木のまちがった認識を訂正したい。

ぼくらには野球部時代などない。あったとしたらテニス部時代だ。あと写真部時代だ。テニス部に入ったのは「テニスボーイ」という漫画に影響を受けたからで、写真部に入ったのは部室にテレビがあり、部活動と夕焼けニャンニャン(テレビ番組)を両立できたからだ。その程度の理由ではいったわけだからテニス部時代のぼくらも、写真部時代のぼくらもあまりぱっとしたものじゃなかったわけなので、多くは触れないでおこう。

そういえば高校生の時演劇部の公演を文化祭の時にむりやり見せられた記憶があるが、これはひどいものだった。ぼくらの人生と演劇が関わることは、文化祭をのぞけばもうないだろうと思わせるに十分なひどさだった。それがなぜか、演劇と深い関係の人生を選択することになってしまった。いかがなものだろうな。

12月15日(土)未明




本番2日目…鼻水をこらえる。


日ごとに寒い。鼻水が出る。

観ていただくと一目瞭然だが、舞台上では、あんなことやらこんなことやらで、私はもしズルズルっときても自分の鼻水にすら手も足も出ない感じだ。ので、もしもズルズルがきたらそのまま垂れ流し、汗に見せかけて熱演してるふうを装う案を思いついた。しかし「寒い設定の芝居だ。」と演出にバッサリ却下された。ので、寒いから鼻水が出る、というリアルな芝居ってことにしておいて…なんてことに共感を得られるかは、お客さんの受け取りかた次第な感じだ。

熱演といえば、キャラクター上、岡嶋&荒木は見事な熱演ぶりだ。ザッツ、 SHIBAI な感じでがんばっている。荒木よ、私の顔のキズに反省は無用だ。思う存分、天性の傍若無人ぶりを発揮してくれ。グ〜のコブシで大男に鼻血ブ〜だった女には、あれぐらいはビクともせん。鳥脳な岡嶋くんよ、本番中、必死に機転をきかそうとしてみたり、でも時すでに遅しだったりで頭の中が大忙しだね。でも次の瞬間には、もうそんなことも忘れてヒ−ロ−岡嶋だ。舞台に岡嶋の風が吹く!しかし、のんきに洗濯してると退出時間だよ。逆算、逆算。ほら、やっぱり今日も乾いてないし…。

それにしてもカネガエくん。「僕も!」と言わんばかりに初日に、熱演しなくてよいとこで微妙に熱演してしまったらしく、帰りの電車内で演出やまわりからも遠回しなダメをもらって囲まれていた。その後どうやっているのだろう?後ろを振り返ってカネガエくんのその後を見たい気持ちを押さえつつ…ラストシ−ンをGOしている本日であった。

内田淳子  12月14日(金)未明

↑熱演する人々。
  および 演出。











初めての…


荒木です。今日はいろんなことがありました。

まずお昼にゲネをしました。
初めての金替さんノーミスのゲネ。

それから本番をしました。
初めてうまくいったオープニング。
初めて誉めてくれた水沼さん。
初めて最後まで保った私の髪型。

終演後は乾杯をしました。
初めて見る高級なお菓子。
初めて食べた高級なチーズ。
初めてお会いする著名な方々。

そのあとは、念願の居酒屋打ち上げに連れていってもらいました。
初めて見る酒の席でのみなさん。
初めて聞く「レース鳩あらし」 (野球部時代の水沼さんが号泣したマンガ)の話。
初めて聞く内田さんが門限破って和尚に喝入れされた話。( 内田さんは学生時代お寺に下宿していたそうです)
初めて聞く織田信長の子孫の話。
初めて見る全く似てない水沼さんのクッキングパパの物真似。
初めての終電。 (ほんとは終電の一つ前だったけど、終電に憧れる私のために、みんなで終電っぽい演出をしてくれました)
初めての渋谷駅でのディープキス見学。
初めての立ちション見学。
初めてまたいだ、終電の床で寝る酔っ払いの人。

…挙げればきりがありません。 本当に楽しい1日でした。

初日に来ていただいたお客さま方には感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!

『今日の反省』
本番を一生懸命がんばりすぎて、内田大女優の顔に傷をつけてしまったこと。

『残念なこと』
打ち上げで飲み過ぎて笑い上戸になったり泣き上戸になったり説教しだしたり吐いたりする人を見られなかったこと。

まだまだ知らないことがたくさんある夜の世界に思いをはせつつ、あと6ステ精一杯がんばりたいと思います!
どうぞよろしくお願いいたします!

荒木千恵  12月13日(木)未明

↑暗くてよくわかりませんが、
  荒木千恵、
  「はじめての居酒屋打ち上げ」の一幕。
  (手前は「クッキングパパ・水沼」)


































三ヶ月後の人々


ども。おひさしぶりです、岡嶋です。
実は稽古再開にあたり、ドキドキしていた。

 まず、荒木の「そんな門限ある奴が東京公演なんてどだい無理ではないか問題」である。見知らぬ新人女優に「宜しくお願いしま〜ちゅ」と言われ、一から稽古し直し、「どこ出身なんですか?」とかから、また始めなければいけないのではないか?1週間しかないのに・・人見知りなのに・・・。杞憂だった。稽古場に荒木はいた。よかった。ジャージも2回に1回くらいは畳むようになっていた。
 そして、内田さんが東京ナイズされているのではないか?杞憂だった。初日から東京の油あげのダメさに怒っていた。そんで、泊まっている宿に毛布がなく、頼んだのに段取りが悪くなかなか届かなかったり、風呂場の電球がいきなり切れ、ヒーターを風呂場まで持って行き、その明かりで入浴したりしているらしい。面白い内田さんのままだった。
 そして、金替さんが初めて作・演出を経験したから、水沼演出に噛み付くのではないか?杞憂だった。「演出って適当に言ってたらだめなんだね〜」そう言いながら、おでんにうどんをぶち込んだりして相変わず晩酌を楽しんでいる模様。
 水沼さんも台本を大幅に書き換えることはなかったし、スタッフのおのおの方も元気そうで何よりだ。「どうだったっけ?」「あぁそうだった!」「ちょっと変えてみよう」、あと劇場が変わるから変えざるを得ないこともあるし、という一週間の稽古を終え、東京に来てホール入りし、いよいよあと2時間で本番だ。東の皆様、どうかしとつ、宜しくお願い致します。

 今日内田さんが夏と全く同じことを言った。「これってナントカ芝居みたいだね」季節が変わっても我々にはそのナントカが何なのか分からなかった。

岡嶋秀昭  12月12日(水) くもり

↑本番前にくつろぐ人
  いや、 考えているのかもしれない。

追記: お腹に乗っているのは
     「リラックスブラ」。
     今気づきましたが
     これについて書くスペースが…
     いつか触れたい一件であります。。。



本番前日


本番前日。
今日は、正午から場当たり。
衣裳もメイクも本番どおりで…ということで、役者さん方の鏡前がセットされる。

京都同様、お気に入りの席を確保するための攻防が(ちょっと大げさ)が繰り広げられ、結果、写真を撮って気づいたのには、京都公演と同じ並びになってました。なんか理由があるのでしょうか? 最終日までには役者さん方にお聞きしてみたい。。。

とうとう明日から東京公演が始まります。
当日券は全日、開演時間の1時間前より発売いたします。

皆さまのご来場、お待ちしております!!

制作/垣脇  12月11日(火) くもり

↑一列に並んで静かに夕食をとる
  役者さん方。



一行、東京へ


今日から仕込みです!
京都に住んでいる私たちは、ウィークリーマンションから劇場に通っています。

・・・間違えました。「ベット」から通っています。

なんだそれ?と思われるでしょうが、「部屋=ベット」なのです。こぢんまりした部屋に、素敵に大きなベットが埋まっている感じです。なので、みんなベットの上で生活をしています。言い過ぎじゃないの?と思われる方、東京で宿泊先を探す際に、是非見つけてみて下さい。よければご紹介いたしますので。そういうわで、幸せなことにとても優雅に睡眠が取れます。優雅すぎて寝過ぎる人続出です。これはいけません。気を引き締めてかからねば!

と言うわけで『悪霊』、間もなくです!所変われば作品も変わるわけで、京都とはちょっと違っていたりもします。両方観れる方はほとんどいないとは思いますが、その辺りも含めて、どうぞお楽しみに!

制作/本郷  12月10日(月) はれ

↑こまばアゴラ劇場は
  このマークが目印です。


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