壁の花団
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本番まであと2週間をきりました。
お盆を過ぎてもまだまだ残暑厳しい京都の稽古場で、悪霊と闘う記録(?)

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↑ゆとり世代の人々


演出の、本当に今日の悪霊日記


きょうぼくらは休憩した。

この日記のはじめのころ悪童日記風に書こうと思っていたのだけど、忘れていて、今頃思い出した。ので今日はこんな風に書く。休憩の合間に荒木さんに外国の俳優で知っている人を上げてもらったら、三人目にポール・マッカートニーの名前が挙がった。あまりのショックにぼくらは一番目と二番目に彼女が挙げた名前を忘れる羽目になった。ゆとり教育世代はやはりあなどれない。脳内ゆとり世代の内田さんもリアルゆとり世代の破格さに言葉を失い、いつもの芸能番長ぶりも封印して会話に入ろうとすらしなかった。彼女が散々指摘している稽古着の脱ぎ捨て方も、リアルゆとりと自称ゆとりの階級闘争なのだと思う。というか階級内闘争なのか。じつはぼくらも国家の品格の人じゃないけれど、円周率が約3なんてのはどうかとおもっている。なのでがんばれ、内田。

8月25日(土) はれ

 

↑この日の演出の机。
 雑誌は芝居と関係ありません。。。


演出の、本当は8月23日の日記


きょうは涼しかった。しかしまた暑くなるという話も聞く。やめてもらいたい。
今年の夏の暑さのせいだろうか、男優のうちの背の低いほうの人のおなかが稽古当初より引っ込んできたのを感じる。彼はおなか丸出しのシーンがあるのだが、この一週間で見違えるように引っ込んできた。だから彼はまだ暑さを欲しがっているはずだ。

きのうの通しは85分だった。なのでこんなぐらいの芝居なのだろうと思った。今回はいつもにも増して稽古している。しかしいつもっていつがいつもだろうか? 初めて演出したときは10日前までほとんど本がなく、突貫で作った記憶がある。今から考えるとよくそんなことができたものだと思う。今やれといわれてもできないし、どうやったかも覚えていない。しかしそんな初演出作品の思い出を共有している人が今回ふたりもいる、記憶力に難点があるので共有できているかどうか疑問だが。

8月25日(土) はれ

 

↑写真は荒木さん、
 すでにジャージ着用。
 彼女のTシャツはいつも不思議。


内田の日記

稽古場は冷房完備。
荒木さんのジャ−ジ脱ぎっぱなしの日々が続こうとも、おおよそ室内は清浄。
いや、その状態を保とうとそれなりにみんなも、荒木さんだって工夫努力しています。 彼女はジャ−ジはたたまないけど、私服については床ではなく金替くんの休憩椅子の上にガサっと置きだしました。彼女なりにすごい進歩です。

また、岡嶋さんがペットボトルにくるくる巻いている水滴防止用なのか、日本手ぬぐいにはいつもシワひとつありません。アイロンどころか、ノリづけもかかしていないようにみえます。こちらまでキリリと身の引き締まる和柄ペットボトルです。落語家さんが本やお財布や皿にする手ぬぐいみたいにパリっとしてて感心いたします。ひょっとして、岡嶋さんは落語家さんなのかもしれません。

こんなにみんなは地味にきちんとしてきました。しかしながら、わりと猛暑つづきと俳優陣のムダな暑くるしさむんむんのせいか、舞台セットの一部自然素材は、まるで牛小屋の臭、いや、匂いです。稽古場はまるで野性児の寝ぐらのようになってきました。断っておきますけど我々の衛生面は万全。ご安心あれ!嘘ツカナイアルヨ。…「ウソツカナイアルヨ」…そういえば、北京で小娘にふっかけられて買ったパンダTシャツ。稽古着にしたらカワイイピンクのでうれしかったのに、ちょっとしか着てないのに、もうワキがほころんだ。ええい、着れたもんじゃないわっ!カネガエくんにリハビリ代わりにでも縫ってもらわにゃならん!まったく邪魔くさい!

…清潔な人間たちの話でした。品よくまいりましょう。制作の垣脇さんは、稽古場でみんなにおおいにクリ−ンで爽快な気分で使用してもらおうとウェットティッシュを購入したほどです。さすが気配りの制作。買ってみて惜しいことにその箱のラベルには「トイレ掃除用」の印字が悲しく光っていたのですが…。あきらかに誰の肌にも相手にされてない¥100っきんのトイレクイックルばりの箱は、荒木ジャ−ジのトイメンあたりにいつも鎮座し、我々を静かに見守っています。

ところで誤解なきよう。牛は出ないよ。ああ、いけない!
私ったら、もう〜内緒にしなきゃ!「悪霊」お楽しみに〜〜〜♪

8月24日(金) はれ

 

↑飢えているのではありません。
  稽古中です。


金替の日記

暑いですね。
暑くても、怪我しても食欲だけは落ちず相変わらずポチャっとしています。
岡嶋くんも相変わらずのポチャっとぶりをキープしてるようです。

古い雑誌(昭和二十四年の『主婦と生活』)に胃腸薬?の宣伝が載ってまして、服用前にガリガリの男性の絵が、そして服用後にポチャっとした男性の絵が使われてました。そして宣伝コピーには「食欲が進み身体は肥ゆる」。昔は、憧れの的だったんですね、ポチャっとした人。昔だったら羨望の体形、私たちポチャっとさん。それにたいしてガリガリの女性陣。薬を飲みなさい、薬を。

そういえば、私も岡嶋くんも衣装のズボンが入りませんでした。内田さんと荒木さんは高笑いです。、、昔だったら、、。昔だったら、私たちポチャっとさんズが笑う側だったのに。薬を飲ませたい、あの薬を。

8月23日(木) はれ 時々 あめ

 


↑演出の机。毎日一パックのお茶。


演出の日記

きょう通しをしたら90分近くあった。
この前は82分だった。
ちょっと前までは70分少々だった気がする。
本読みの段階では確か40分台だった。
何でこんなに伸びることになったのだろうか?
いやしかし、こんなことは初めての経験だ。なにかがおかしい。

実はあまり長い芝居を作ったことがないんです。一番長いものでも80分程度のものがあるぐらいだ。なのでもしかしたら今までで一番長い芝居を作っているのかもしれない。何で長い芝居を作ったことがないかというと、長い戯曲に縁がなかったからでもあるが、私自身が長いものを作っているとわけがわからなくなるからじゃないかと思う。だいたいわたしはむかしから早飯、早風呂、早とちりな男だ。芝居も早く終わるものを好むのだが、どうにも長くなったものはどうしようもないな、と思って就寝。

8月22日(水) はれ 時々 豪雨

 


↑やさしい人々


荒木の日記

荒木です。 いよいよ本番も近づいてきたということで、今日はとてもやさしい共演者の方々について書きたいと思います。

内田さんは本当にやさしい方です。アドバイスをお願いすると、「自分の役で手一杯だから…」と言いながらも親切丁寧にいろいろ教えてくれます。私の若さを決して妬んだりせず、稽古場で飛び交うひと昔前の単語の意味をやさしく教えてくれます。
内田さんは本当は私と同い年の21歳ですが、無邪気に前髪を吹き上げたり甲子園で嫌いなチームが負けるように祈ったりしている様子は、まるで少女のようです。

岡嶋さんのやさしさといったら、その筋では有名です。最初の頃、慣れない稽古にヘロリとなっている私に「緊張してる?みんな恐くないし、そんなに緊張せんでも大丈夫やで。」と稽古の帰りにいつも声をかけてくれました。岡嶋さんのおなかがぽっこりしているように見えるのは、おさまりきらないやさしさが少しはみ出ているのです。

金替さんは一目見て明らかに分かる通り、やさしさの権化のような方です。私が稽古場でお茶がなくなってのどがかわいて困っていると、快く自分のお茶を差し出してくれます。金替さんのペットボトルはみりんの容器みたいです。
さらにこのあいだなどは自分が買ってきたパンを「一山あげようか?」と言ってもっさりとちぎってくれたのです。このあたり、同じMONOでも、おやつを一口食べられたことをいつまでも根にもつ尾方さんとは違いますね。(本当は尾方さんもやさしい方ですが、悪霊には出演されていません。)

こんなやさしい共演者のみなさん、そして気配り上手なスタッフの方々に支えられて、私も悪霊に負けないようがんばっていきたい所存であります。

8月21日(火) はれ

 


制作の日記

今日は稽古お休み。きのう休日を返上し、昼間からもうれつに稽古をしたためです。

その休憩中、内田さんはチュウチュウ吸うゼリーで栄養をとり、金替さんはコンビニのコロッケで栄養をとり、岡嶋さんはなにやら大事そうに持参したもので栄養をとり、荒木さんは差し入れのお煎餅で体力をつけていました。稽古後、「みなさんのおかげでいい舞台になってきました」と1リットルパックの麦茶で水分をとった水沼さんが言っていました。
ちなみに制作の本郷さんはよくチョコレートで栄養補給をしています。しかしそれはだいたい暑さでとろけています。

小屋入りまで一週間。
まだまだ暑い京都ですが、しっかり栄養をとって劇場へ足をお運びください!

8月20日(月) はれ

 


内田の日記


制作の本郷さんに「カワイイ感じのメイクがいいんじゃないですか?」とアドバイスを受ける。「そうかしら♪」とメイク道具に手をのばし、はっと気付いた。
…今まで、カワイイメイクってしたことない…。
というか「カワイイ」という単語がかつて私に関係したことなどあっただろうか。
今まで変な人間(の役)ばかりやってきたからな〜。ついつい目の下にクマとか入れてしまう。いかんいかん。…よし、チャレンジするか!気持ちも華やいでくる。カワイイってのは、とりあえず、ピンク色だろうな。なんかきっと、ピンクを塗ればいけるんじゃないか?…ちょっと口紅塗ってみる。…あれれ?ちっともど〜にもならん。と、横目で荒木さんを観察。荒木さんは素顔なのにじゅうぶんカワイイ。どこにもピンク塗ってないよ!くそ〜〜っ、荒木め、稽古ジャ−ジはいつも床に脱ぎっぱなしのくせに、見た目は実に爽やか20代じゃないか。あきらかに私のが見た目「脱ぎっぱなし」だよ。
…メイクも無駄な抵抗とジャッジした演出が冷ややかに「稽古しま〜す。」

8月18日(土) はれ

 


約2週間前の日記


悪霊の中間管理職、岡嶋です。

私の姉が最近、だいぶ遅ればせながらビリーズうんちゃらキャンプを始めたらしいのですが、間違って英語版を購入したため、「せっかくビリーが励ましてくれてんのに、何言ってんのかわからへん〜」ということには関係なく、お稽古は進んでおります。
本番に近づくにつれ、稽古場には本番で使用する様々なアイテムが揃いつつあります。
どれもこれも素敵なアイテムですが大方ネットで探すそうです。昔はタウンページだったなぁ。制作の垣脇さん曰く、「だいたい○○ドットコム」ていうHPがありますからねぇ〜今」。そうか例えば、食器を探すなら、「食器ドットコム」。便器を求めるなら、「便器ドットコム」。後者の名はだいぶんダメなことになってるが、便利ななー。
さて、件のKさんのケガ&ケガのことですが、きっと本番までには完治するだろう。悪霊、この忌まわしい名のお芝居。その製作過程で起こる様々なトラブル。それをKさんが率先して、今のうちに全部引き受けている。流石、九州男児だ。言ってみれば、今回のは「悪霊VS金替康博」である。あ、名前書いちった。きっと本番ではKさんが悪霊をボッコボコにしてることでしょう。観にきてッ。ヒーローものではないけれど。

追伸。
今日、UJこと内田淳子さんがバレーボールのトスの仕方を知らなくて、今までずっと落ちて来るボールを勇ましくも指で突いていた、ということが判明しました。「みんな何であんな痛いことするんだろう?」突き指上等。恐るべき巨人である。

8月17日(金) はれ

 

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