『サイドカー』出演者からのコメント

金替康博

kanegae

こんにちは金替です。
私の中でなんとなく恒例となった夏の壁ノ花団です。
盛夏が過ぎ、朝夕が涼しくなると壁ノ花団の本番になります。
今年の夏は例年より早く涼しくなった気がします。
なので明日にも本番が始まりそうで時折ドキドキします。
今年は9月24日から。例年より少しだけ遅いようです。

【○○と乗った、○○の思い出】
昔、家から少し遠い遊園地に行った。なぜ、わざわざ少し遠い遊園地に行ったかというと規模がでっかいからだ。すごいジェットコースターやらがわんさかある。行きの車で大盛り上がりしていた私は車酔いした。遊園地でも静かに過ごし、そして静かに家に帰って行った。家族以外の誰かと一緒だったと思うのだけど、誰だったんだろう。結構盛り上がったんだけどなあ。
[金替康博 かねがえやすひろ]1967年6月20日生 福岡県出身 俳優 /MONO所属
第三回公演『悪霊』以降、壁ノ花団の全作品に出演。その他,近年の主な出演舞台に、MONO『ぶた草の庭』(作・演出:土田英生)、ABCホールプロデュース『目頭を押さえた』(作:横山拓也 演出:上田一軒)など。また、『斉藤さん2』(NTV)、『マッサン』(NHK)、『夏の終り』(監督:熊切和嘉)などテレビドラマ・映画出演も多数。第2回関西現代演劇俳優賞男優賞受賞


内田淳子

uchida

内田淳子と申します。
今回も壁ノ花団に呼んでいただいて大変ありがたい日々を過ごしております。
壁ノ花団の名称にある、「壁の花」という言葉の意味をあらためて読むにつれ、ほんとうにそんなメンバーばかりだなぁ、と勝手に思っています。自分はもちろんのこと、口が達者な人はとくにいないし、つくづく静かな地味な顔ぶれだなぁー、と。
わりと繊細な心持ちのくせに、繊細な演技はなにひとつ出来ていないという我々ですが、はしゃがない(はしゃげない)、ギラギラしない(出来ない)壁の花な人たちが、本番だけはキラッと光ることが出来ますように。。。
日頃の稽古の成果をどうぞご覧いただければ幸いです。
よろしくお願いします。

【○○と乗った、○○の思い出】
好景気の大昔、知り合いのかたに乗せてもらったジャガー。
わざわざおくっていただいたにもかかわらず、「せまっ! 椅子低~~~い。」と助手席で思っていました。いや、口に出したかもしれません。
高価で上等な車とは当時はまったく知らなかったので許していただきたいです。
[内田淳子 うちだじゅんこ]
大学卒業後、松田正隆らと時空劇場結成。『海と日傘』など解散まで全作品に出演。読売演劇大賞最優秀作品賞受賞『月の岬』出演や、水沼健(壁ノ花団)との活動を続ける。2003年、演劇の分野では初の京都市芸術文化特別奨励者に認定された。その折りに自ら企画した『Jericho』(三浦基:演出)は太田省吾氏にも評価され、その後、『聞こえる、あなた?fuga#3』(太田省吾:作・演出)に出演。2008年からはサイモン・マクバーニー演出『春琴』に出演。『春琴』は2013年まで再演を重ね、バービカンセンター(London)、リンカーンセンター(Newyork)など海外ツアー公演にも出演した。その他近年は、多田淳之介や杉原邦生など、気鋭の演出家の作品にも積極的に参加している。2003年 京都市芸術文化特別奨励者 第4回、第6回 関西現代演劇俳優賞女優賞受賞


F.ジャパン

fjapan

F.ジャパンと申します。よろしくお願いします。
個人的な事をいくつか良いでしょうか。
今回のお芝居で僕の夢が1つ叶ってしまいました。子どもの時から憧れていたあの役を遂に頂戴したのであります!稽古場で衣装に身を通す度にこっそり喜びに震えております。
ああ、嬉しい。
後、とある点で杉原君とは同じ仲間だということがわかり、演出助手のペレイラ君(男前)はその点ではどちらかというと敵だということがわかりました。杉原君、お互いがんばろうぜ!
でもそんな事は上演作品とはあまり関係ないので、ここだけの発言とさせて下さいませ。

【○○と乗った、○○の思い出】
当時片想いをしていた女性と、お芝居の打上げ終わりに始発電車で共に帰ることになりました。
横並びのシートに座り、しばらくすると女性は車内で居眠りを始め、ユラユラと揺れ始めるではありませんか。そして段々、思ったよりもユラユラが大きくなっていくにつれ、「横の手すりに頭ぶつけるかも、倒れるかも、これは危ないなぁ。危ないから・・・肩を抱くしか、ない・・・のかも」と思いながら、終点までずっとそう思ってるだけでした。
[F.ジャパン]
大学在学中、バンド「ピロティ」で活動する傍ら、フリーペーパー「バッグマガジン」にエッセイを連載。同誌で同じく連載していた劇団衛星代表・蓮行と出会い、演劇の世界へ。2000年より劇団衛星に入団。劇団活動以外にも、多くの演劇公演やテレビ・映画等に出演するほか、ワークショップ講師なども務める。第11回関西現代演劇俳優賞男優賞受賞。


杉原公輔

sugihara

匿名劇壇の杉原公輔と申します。サイドカーでまず連想したものは私の世代ではありませんがキカイダーでした。キカイダーについてはサイドカーに乗っているヒーローという知識しかありません。さて、私は今回のメンバーで一回り以上の差で若いのです。稽古をしていると良い環境に居るなと感じます。自分なりに良さを出していけたらと思います。

【○○と乗った、○○の思い出】
私は乗り物酔いが酷くてすぐに気持ち悪くなります。小学生の時、酔い止めの不味さで出発前にもどしたことがあり、社会見学は楽しくありませんでした。
[杉原公輔 すぎはらこうすけ]1992年3月2日生まれ 滋賀県出身
近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻卒業。2013年に「匿名劇壇」に参加。近年の代表作に第六回本公演『悪い癖』(AI・HALL次世代応援企画「break a leg」参加)、第五回本公演『二時間に及ぶ交渉の末』など。その他、大阪現代舞台芸術協会プロデュース『坊ちゃん』などの外部公演にも出演。